나탈리뮤직 그룹 인터뷰 (번역X, 원문,사진만)
나탈리뮤직 인터뷰 (번역X, 원문,사진만)
https://natalie.mu/music/pp/akb48_04
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世代交代がいよいよ現実味を帯びてきた。昨年12月8日に行われたAKB48劇場オープン12周年記念公演で約2年9カ月ぶりに発表されたAKB48の組閣は、強烈なインパクトを伴う内容だった。
まずは岡部麟がチームA、込山榛香がチームK、高橋朱里がチームB、村山彩希がチーム4のキャプテンにそれぞれ就任。
これまで着実にキャリアを重ねてきた4人が顔役としてチームを牽引していくこととなるが、熱心なファン以外の一般層における知名度が浸透しているかと言えば、一部では懐疑的な意見も見受けられた。
また今回の組閣では宮脇咲良(HKT48)、兒玉遥(HKT48)、矢吹奈子(HKT48)、朝長美桜(HKT48)、白間美瑠(NMB48)、渋谷凪咲(NMB48)、北川綾巴(SKE48)といった姉妹グループに所属していた有力メンバーの兼任解除も発表された。
世間的なネームバリューよりもAKB48としてのアイデンティティに重きを置く大胆な組織再編には、ファンから賛否の声が上がったのも当然だろう。
では、当のメンバーたちはどう感じているのか? AKB48が結成13年目に突入した今だからこそ見えてきた世代交代の行方について、
ニューアルバム「僕たちは、あの日の夜明けを知っている」のリリースおよび組閣に伴う今春からのメンバー異動を前に、
横山由依(チームA / グループ総監督)、向井地美音(チームA)、小栗有以(チーム8 / チームA兼任)、山本彩(NMB48)が、それぞれの立場から胸中を語ってくれた。
取材・文 / 小野田衛 撮影 / 藤田二朗
◇ 試練なのかチャンスなのか
──今回は世代交代というテーマで話を伺います。12月に発表された組閣について横山さんは「試練なのかチャンスなのかわからないけど、がんばっていきたい」とコメントしていました。あれは、どういった意味で?
横山由依
横山由依 今回の発表は本当にサプライズだったので、とっさに出てきた言葉ではあるんですけど……人間、変わることって単純に怖いですよね。だけど、変わらないと前に進まないこともあるじゃないですか。
このタイミングでこの発表があったということに対して、「要するに私たちは変わらなくちゃいけない。新しく変わることを求められているんだ」って私は感じたんです。
──なるほど。
横山 加えて現場の雰囲気的なことを言うと、状況を受け入れられないメンバーや、何が起こったかわからずに泣いているメンバーもたくさんいました。そういう子の前で「これはチャンスだ」とだけ伝えるのも、ちょっと違う気がして。
今の段階ではチャンスなんて絶対に思えないだろうし、そもそも泣いている時点で彼女たちからしたら試練なわけですよ。そういう意味で「試練なのかチャンスなのかわからない」という言葉が出たんです。
「それでも前向きにがんばっていこう」という思いを込めつつ。
向井地美音 正直、私自身は「今のAKB48には組閣が必要だろうな」って考えていたんです。なぜかと言うと、先輩たちの卒業が続いたことでチームとして機能しなくなっていたから。
現実問題として普通であれば16人で1つの公演をやるのに、どのチームも16人に満たない状態になっていましたし、ほかのチームからヘルプで来てもらって、やっとチーム公演ができているという状況だったんです。
そもそも人数的な問題が大きいのももちろんですし、チームの絆をより高めるためにも、組閣してまとめ直したほうがいいのかなって考えるようになったんです。大きな改革が必要な時期なのかもなって。
──兼任解除されてひさしい山本さんは、AKB48本体の組閣に関しては他人事な感じですか?
山本彩
山本彩 いやいや、そんな……(笑)。でも正直なところ、当事者ではないので客観的に見えていた部分はあるかもしれません。自分はこれまで何度も組閣を経験していますけど、「やってよかったな」と思うことばかりなんですよ。
チーム8のメンバーは、今回初めて組閣を経験する子が多いだろうし、いろいろ不安を抱えているとは思うんです。でも、やっぱり実際に経験してみて初めて学べることってありますから。
この組閣という経験をプラスにできるのかは自分次第で。それぞれが自分でいい方向に持っていけたら、今回の組閣は大きなチャンスになると思います。
──そんな不安を抱えているであろうチーム8の小栗さんは、今回の組閣をどう受け止めました?
小栗有以 チーム8では楽しみだって言う子も中にはいました。だけどこういう大きな変化が初めてということで、動揺しているメンバーが多かったです。さっき彩さんもおっしゃった通り、組閣はいいこともたくさんあると思います。
私自身、選抜入りしたことで初めて見えてきたことが本当にたくさんあったので。組閣によって、例えば今まで先輩たちと関わる機会があまりなかったチーム8のメンバーたちが、先輩たちと一緒にいて学べることは多いはずです。
だから、この組閣は間違いなくチャンスなんですけど……たぶんチーム8のみんなが心配しているポイントは、そこじゃないんです。チーム8がバラバラになっちゃうんじゃないかっていうことなんですよ。
──今回、チーム8全員が各チームとの兼任になると発表されましたからね。
小栗 そうなんです。気持ちも離れ離れになっちゃうんじゃないかって。
最近では16期生とかフレッシュな方々が入ってきていて……これまでフレッシュだと言われていた私たちがフレッシュじゃなくなったわけではもちろんないんですが……あれ!? 何言おうとしていたんだっけ!? ちょっと待ってくださいね……。
向井地 なんか微笑ましいなあ(笑)。
小栗有以
小栗 あっ、そうそう! 新しくフレッシュなメンバーが入ってくる中で、「チーム8も変わらなきゃ!」という思いはあったんです。それで言うと、いろんなチームに行くことで学べることはきっと大きいはずなんです。
例えばチームKに行ったら、カッコいいパフォーマンスが身に付くとか。なので、「また集まったとき、さらにいいチームになっているようにがんばろうね」って、みんなで決めたんです。
横山 チーム8で話し合ったの?
小栗 はい! 円陣を組んで言いました。そのときは私から声をかけたんですけど。
山本 なんて言ったの?
小栗 まずは「例え離れてしまっても、また戻ってきたとき、さらに強いチームになっているようにしようね」って伝えてから、「エンジンかけましょブンブンブン、AKBチーム8ー!!」って。
向井地 うんうん、がんばったねえ。
──小栗さんが話すたびに3人が授業参観で子供を見守る親御さんみたいなテンションになっていますね(笑)。
山本 そうもなります、こんなにひたむきで健気な姿を見たら(笑)。
組閣の意図を分析
──それにしても今回の組閣は相当大胆な舵取りだったと思うんです。ファンの間でも賛否の声があるようですが、決定したスタッフとしてはなんらかの意図や目的があったはず。皆さんとしては、どういった狙いがあると思いますか?
小栗 私たちチーム8に関しては、大きく分けて2つの考えがあると思っています。1つはチーム8はありがたいことに前向きな評判が周りでもあったから、ほかのチームのメンバーさんに協力してもらってもっと盛り上げていけたらなっていうこと。
それともう1つは団結力の問題。前はメンバーが一緒になってがんばる場所が実際にあったんですよ。「AKB48グループ大運動会」とか、「リクアワ(AKB48グループリクエストアワー)」とか。
だけど最近はチーム8全員で集まる機会も減ってきて、団結力っていう部分でちょっと不安を残す感じはあったんですね。
横山 うん、うん……(心配そうに見守りながら)。
左から横山由依、向井地美音、小栗有以、山本彩。
小栗 そういう中で「チーム8らしさを取り戻したい」という気持ちは私たちももちろん持っていましたし、スタッフさんにもあったと思うんです。
そこで私たちがあえて散らばることで、いろんなことをいろんな場所で吸収しつつ、強くなって、最終的にはいろんな要素をチーム8に持ち帰ることができる。
おそらくスタッフさんはそういう期待を込めて今回の決断を下したんじゃないかなって私は思いました。
向井地 姉妹グループのメンバーの兼任解除があったことで、今回は「AKB48本体だけで戦う」っていう意味合いの組閣になってますよね。なにせ今までの私たちは姉妹グループに頼りまくっていましたから。
◇ 姉妹グループに頼らないAKB48の底力を見せたい
──姉妹グループのメンバーが在籍していることに向井地さんはどう感じていたんですか?
向井地美音
向井地 情けないなって……その気持ちはすごくありました。ほかのグループの皆さんは、それぞれ自分のグループの活動もがんばりつつ、こっちにも手を貸してくれている。私たちも、それですごく助けられていたのは確かなんです。
ただ、すごくありがたいと同時に「もっと自分たちがしっかりしていれば……」っていう気持ちは常に抱えていて。
申し訳なかったです。それこそチームKでは松井珠理奈さん、山本彩さん、兒玉遥さんと3人も兼任してくれていましたけど、言ってしまえば全国から各地の大将が集まってチームKを支えてくれていたわけですよ。
だけど、そこに甘えちゃいけなかったんです。それで実際、珠理奈さんや彩さんが去り、そして今回は全員がそれぞれのお膝元に戻ったわけです。
つまり今回の組閣が意味するのは「今のAKB48本体の力だけでやってみろ!」と言うことだと思うんです。
横山 ただ、そこには期待もあると思うんですよ。「お前らだけの力でもやれるんだぞ!」っていう意味で。
山本 うーん……みーおん(向井地美音)は「申し訳ない」とまで言ってくれましたけど、実際、兼任していた立場として、そこまでAKB48に貢献できていたかっていうのは、私からすると不安なところでもあるし……。
向井地 いやいやいや……(笑)。
山本 違うの、「お互い様だよ」っていうことを言いたいの! 今回、兼任解除されるメンバーだって、今までAKB48にいたから得たことがいっぱいあるわけだし。逆に兼任解除になることで焦るメンバーもいるかもしれない。
向井地 んー、そういうことか。
3年後、5年後を見据えて動き出した
──兼任解除によって、テレビや雑誌でよく見かけるような知名度のあるメンバーが減ると思います。そのことに対する不安は?
横山 もちろん不安はあります。だけどもっと広い視野で見ると、ここ数年、第一線で活躍していた先輩メンバーたちがどんどん卒業していきました。
数年前まではAKB48としてゴールデンの番組があったし、そこがきっかけとなってメンバーのことを知っていただく機会が多かったんです。だけど、今はそういう状況でもない。
個人でむちゃくちゃ抜きん出た存在になるということも、以前と比べると減っているんです。だからこそ、変えていくしかないんですよ。本当にこれは自分たちを高めていくチャンスだと思いますし。
私、みーおんが「私たち若手メンバーがAKB48単体として何かを成し遂げていきたい」ってずっと言っているのを知っているんです。それはインタビューでも言っていたし、プライベートでも直接聞いていましたから。
──危機感があったわけですね。
横山 48グループ全体として見たら十分に潤っているのかもしれないですけど、AKB48単体としてはツアーも満足にできていない状態が続いていますので。
これまでは「なるようにしかならない」と流れに身を任せていた部分があったけど、若いメンバーたちが「これはどういうことなんだろう?」って声を上げてくれた。これは大きな変化だと思うんですよ。
そういうところを見て、スタッフさんは今回の決断を下したのかなとも思います。
向井地 確かに流れが変わってきたなっていうのは感じます。
左から横山由依、向井地美音、小栗有以、山本彩。
横山 今回の組閣は3年後、5年後を見据えたものだと思うんです。「現状維持でもOK」というなら、最初から組閣する必要なんてないので。今までのことを振り返ってみても、実際にチームを変えて、その結果が出るのって数年後なんです。
だって最初はみんな言いますから、「あのチームが好きだったのに組閣しちゃって悲しい」とか。でも、ここで変えていかないと3年後、5年後に取り返しがつかなくなっているかもしれない。
そうやって長期的な目で見ると、今がちょうど変わるべきタイミングなんだと思います。
──小栗さんのような超新星も出てきましたしね。今なら「渡辺麻友はいなくなるけど、小栗有以がいるぞ」と言えますし。
横山 そうなんですよ、ホントに! このインタビューと同じ内容を2年前に聞かれていたら、たぶん何も答えられなかったと思います。「また1人、偉大な先輩がいなくなりました」と言って終わり。
先のことを何も考えられず、どうしていいのかもわからず……だけど今は「新しくグループを作っていくんだ」っていう気持ちがみんなにありますからね。
AKB48って今まで何度も何度も危機を迎えてきたけど、そのたびに「この子が出てきたか!」「こんな曲があるのか!」って逆転で乗り切ってきましたから。今回の組閣は時代を後押しする波になるんじゃないかって。
──個人的にもAKB48の大河物語を見てきただけに、その言葉には説得力を感じます。
横山 もちろん現場のメンバーは常に焦っているし、余裕なんて一切ないんです。だけど大きく考えると、ちょっとやそっとじゃ動じないAKB48のパワーがあると言うか。それこそ先輩たちが作ってきた歴史ですよね。
劇場公演があって、握手会があって、ファンの人たちも支えてくれる。根本の部分がしっかりしているということだと思うんです。
──「AKB48の伝統を守っていくべきだ」という考え方があります。その一方で「古いスタイルを壊し、新しいAKB48を作らないといけない」という意見もある。矛盾するようにも思えますが、メンバーはそのあたりをどう考えているんですか?
山本彩
山本 なかなか難しい話ですよね、これは。ファンの人すべてが納得する答えはないと思います。全員が同じ考えを持っているわけではないので、当たり前ですよね。ただ、やっぱりどこかで選択はしなくちゃいけない。
その際に一番大事なのは、メンバーが「こうしていきたい」と考えるビジョンだと思うんです。
──確かにそうですね。
山本 結局、グループの方向性を決めていくのは現役のメンバーですから。
これは卒業についても同じことが言えます。ファンの人は発表の瞬間だけを見て「受け入れられない」って思ってしまうかもしれないですけど、卒業を決めたメンバーは悩みに悩み抜いたうえでそれを発表しているので、
長い間悩んでいる姿を近くで見ていたメンバーからすると、「笑顔で送り出してあげたいな」って純粋に思ってしまいます。その時どきで選択した道、それは先の未来を信じて自分たちで決めたことですから。
そのときは納得できないファンの人たちも、少し時間が経ったら「ああ、あのときメンバーが選んだ道は正しかったな」って思ってもらえるような、そんな選択を常に私たちはしているつもりなので。そこはメンバーを信じてほしいなって思います。
◇ 2018年は新生AKB48を見せるチャンス
──12年もグループが続けば、どうしても「前田敦子や高橋みなみの時代はよかった」と昔を懐かしむ声が出てきます。若手の小栗さんは、そういった声をどう受け止めているんですか?
小栗有以
小栗 先輩たちが築き上げてきたAKB48を守り続けたいと、すごく強く思っています。ただ、今の私だと「守っていきます」って言い切れるほどしっかりしていないから、「もっと強くならなくちゃ」という気持ちのほうが強いかもしれません。
そしていつかは前田敦子さんたちが築き上げたこれまでのAKB48とは違った形のAKB48を、自分たちの力で作りたいです。
──「当時の真似をする」とか「当時に追いつく」ではなく、新しいグループ像をデザインするということですか。
小栗 そうですね。もちろん今までの歴史を大事にしつつ、の話ですけど。当時と同じやり方ではなく、違うやり方ができたらなって。やっぱり時代とか世の中の流れも違っていると思いますし。
向井地 (目を細めながら)いやあ、若いのにコメントがしっかりしているわ!
横山 うん、普段から真面目に考えているから、こういうことが言えるんだろうね。“しゃべりが達者”っていうのとは違う気がします。
──また授業参観モードに(笑)。小栗さんは「2万年に1人の美少女」と称されるなど、ここに来て世間の注目が一気に高くなっていますよね。渦中の張本人としてはどんな気分なんですか?
小栗 もちろんありがたいことですけど……やっぱり麻友さんが後継者と言ってくれたことが大きかったです。「あの渡辺麻友が後継者とまで言うメンバーってどんな感じなの?」って、そこで初めて私のことを知った方がすごく多いと思いますし。
私自身、麻友さんに後継者と言われたことでスイッチが入った部分は確実にあります。やっぱり麻友さんがいなくなったらAKB48に穴が開いてしまうとは思うんです。あれだけ偉大な方ですから。
その穴を埋められる存在に私がなれたら……麻友さんのおかげで注目していただけている分、ますますがんばらないとなって感じています。
──世代交代推進派の向井地さんは、今の状況をどう捉えていますか?
向井地 たかみなさんの卒業あたりからかな……先輩が卒業するたびに「AKB48はここから新しく生まれ変わる」「これからは第〇章だ」なんてことを毎回のように言われ続けてきたわけですよ。
だけど実際は何も変えられないままズルズル来ちゃったんじゃないかという反省もあるんです。今回は組閣ということで、目に見える形で変わりますし、2018年は本当の意味で新生AKB48を見せるチャンスだと思っています。
今のAKB48で東京ドームに立ちたい
──ここ数年は乃木坂46と欅坂46の勢いがすごいですよね。坂道グループと比べられることも多いのでは?
横山由依
横山 先日やった乃木坂46の東京ドーム公演を私も観に行ったんです。あの大きな会場がファンの方でいっぱいになっていて、熱気もすごかった! 私たちも東京ドームでコンサートしたことはあるけど、2014年を最後にやっていないんですよね。
乃木坂46のステージを観ながら「やっぱりAKB48のメンバーと一緒にここに立ちたい!」って改めて思いました。確かに乃木坂46や欅坂46と比べられることが増えてきたなって感じますけど、そんなに意識することはないです。
それよりも今はAKB48が新しく変わっていけるんじゃないかっていう希望のほうが大きいんですよね。ここ最近、熱の上がり方が急激になっている気がするんです。メンバーはもちろん、スタッフさんの熱意も含めて。
──手応えを感じているわけですね。
横山 「ここ数年のAKB48には目標がなかったんじゃないか?」という反省が自分の中にありまして……秋元康さんに相談しに行ったんです。
秋元さんと話す中で出てきたのは、「東京ドームでのコンサートを目標にしよう」ということ。こうやって目標をはっきりさせたことでメンバーの気持ちが固まった部分はありました。最近、メンバーにも伝えたんです。
「『東京ドームに立つ』というのは、何もコンサート当日だけのことを言っているんじゃないんだよ」って。東京ドーム公演を実現させるためには、それぞれが力を付けなくちゃいけないし、普段から全力でがんばらないといけない。
東京ドームにふさわしいAKB48にならなくちゃいけない。本当はそっちのほうが大事なくらいなんです。
──これまでは総監督としても方向性を模索中だった?
横山 うーん、前は「守らなくちゃいけない」という意識が強すぎたのかもしれません。積極的にアクションを起こせなかったんですよ。秋元さんに相談に行くのだって、私からするとすごく勇気がいるアクションだったんです。
でも、そうやって具体的に動いたり、目標を口にしたりしていかないと、夢を叶える一歩も踏み出せないんじゃないかと気付いたんです。
向井地 すごくわかる……今、メンバーの気持ちが同じ方向を向いているなって本当に感じるんです。それぞれの生誕祭のスピーチでも「東京ドームに立ちたい」って言うメンバーが多かったし、私自身も見ている目標は同じ。
何か新しいことが始まるんじゃないかっていう感覚は強いですね。
──皆さんの前向きな話を伺っていると、AKB48の未来は明るい気がします。
向井地美音
向井地 AKB48って常に挑戦を続けるグループだし、そこが最大の強みだと思うんです。2017年はプロレスに初挑戦しましたし、2018年も韓国やメキシコでの活動にも挑戦します。こんな面白いことするグループって、なかなかないと思うんです。
横山 あとAKB48の強みとして大きいのは劇場を持っていることじゃないかな。どんなに変わった挑戦をすることになっても、ちゃんと劇場公演は続けていく。ホームがあるからこそ、いろんなチャレンジができると思うんです。
山本 楽曲もAKB48の強みだと私は思います。有名な曲や素敵な曲がいっぱいあること自体もそうですけど、それを今の若いメンバーがしっかり歌い継いでいることが素晴らしいじゃないですか。
「あの人がいたからこそ、この曲は成り立っていた」じゃなくて、先輩メンバーが歌っていた曲を新しいメンバーが歌うことで、時代を生き抜く楽曲に生まれ変わるような気がするんです。メンバーが卒業しても曲は卒業しないですから。
そうやってAKB48は時代を超えていくのかなって。
向井地 本当にそうですね。先輩たちがやってきたことは偉大だから、そこを汚してもいけないと思うし。
山本 例えば今だったら、大島優子さんが歌っていたパートをみーおんが引き継いでいるんですね。きっとみーおんはそこで成長したり、意識が変わったりしたこともあったはずなんです。
小栗 私が昔の曲を歌うときに気を付けているのは、その曲のよさを残しつつ、自分のカラーを入れるっていうことなんですけど……正直すごく難しいです。自分はまだまだだなって感じます。
向井地 うふふ……大丈夫だよ(笑)。
──インタビューは以上ですが、最後まで優しく小栗さんを見守る3人からは母性があふれていますね(笑)。
小栗 大丈夫ですかね? そもそも先輩と取材を受ける機会がなかなかないんですよ。すごい先輩たちに囲まれているから本当に緊張しちゃって……。
向井地 前も一緒に取材を受けたことあったよね。あのときも緊張した?
小栗 そのときは、自分でも何を言っているのかわからない状態になっちゃって。
山本 あはは!(笑) 超可愛い。
小栗 今は2回目ということで、前回よりはマシだったと思うんですけど。
左から横山由依、向井地美音、小栗有以、山本彩。
向井地 じゃあ、今日の取材は点数を付けるとしたら100点満点中で何点?
小栗 えっ……どうだろう。前回は70点くらいだったと思うんですよ。
山本 意外と自己評価が高いね(笑)。
横山 点数の付け方は謙虚じゃないんだね(笑)。で、今回は?
小栗 ……80点。
横山 ナタリーさんのインタビューでは10点上がったんだね(笑)。と言うわけで成長著しいメンバーもいる今のAKB48を、これからも応援していただけたらと思います!
◇ 横山由依
ホームシアターみたいにしたいんですよね。具体的には、テレビに接続できるスピーカーが欲しい! むっちゃいい音で、むっちゃヘリコプターが飛んでいる映画を観るのが夢なので(笑)。横山由依横山由依
AKB48チームA / AKB48グループ総監督
生年月日:1992年12月8日
出身地:京都府
ニックネーム:ゆいはん
横山由依 (@Yui_yoko1208) | Twitter
横山由依 (@yokoyamayui_1208) | Instagram